semai92117’s diary

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お一人様

母を送ってから、家族が気ままに過ごす日常を大切にしようと思い立った。

定年退職後に家事代行見習いとして訓練を受けて少しだけ分担できるようにして、思い思いの気ままな生活をしても負担にならぬようになって、安心して余暇を楽しむ環境ができた。

そんな事で毎年、気楽な一人旅を楽しんでいる。

家族連れの時は車が便利で旅費も安く出来る為に必ず車だったが一人では高くつく。

しかし当然行った先の足が無い。可能な限りバスを使う算段を試みるが日に数本のバスを効率よく使う事は不可能で結局は自転車なり徒歩。自分の動力を使って移動するしか手段はない。

政府は外国人観光客を増やすと言うけれど、殆どの地方都市の公共交通機関は一時間に一本程度のバスや電車があるのが稀な状態だ。

有名な温泉場や観光地へのアクセスは確保されてるが、行った先での見学をしようにも

世界的に見て高額なタクシーしか手段が無い現状では、その土地の文化に触れる旅など

思いもよらないだろう。

地方では一人一台の車社会だが広大な米国のような土地柄は別として日本の地方都市程度の狭い範囲をおもちゃのような軽自動車が走り回る現状には違和感を覚える。

高齢ドライバーの事故も社会問題になっている現代では何か全く別の安全な移動手段

を考える時期に来ていると感じている。

今年は、幼稚園の頃に何度か行った事がある諏訪方面へ出かけた。

諏訪湖に面して、上諏訪・下諏訪・岡谷と3つの駅があるが、不思議な事に3駅ともに目玉の諏訪湖側に駅の出入り口が無い事に気づいた。

諏訪湖畔は盆地の底にあって、茅野方面にだけ開けた地形だから湖を渡って冷たい風が

吹き込むのを防ぐ為に背を向けたのか、御神渡りで神様がお渡りになるのを目にすると、目が潰れるからなのか、訳は分からぬがとにかく湖畔側には迂回しなくては行けない。

今回の目的は、この地区に保存されている3台の蒸気機関車を見に行く事だが、結局

時間の都合で3町村共同で運営している「スワンバス」には乗れず歩いて見に行った。初日の歩数は28000歩強で、夜になって宿のベッドで足がつって、七転八倒した。

古事記の伝承で、原住神が外来神によって幽閉された諏訪大社は本社、秋宮、冬宮と

3宮あるけれど、秋宮しかお参りできなかった。

お一人様でも現代の日本では車が無いと思うように見て回る事が不可能だと改めて思い知らされた旅だった。

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北海道で活躍したD51349が何故か岡谷に居る。

ギースルエジェクタと言う排煙装置をつけた希少な保存機。前後に長い楕円形の煙突が特徴

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こちらは C12171号機 綺麗に保存されている。下諏訪町役場の隣の公園で

 

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D51824号機 は長野で活躍した正真正銘ゆかりの機関車だが補修整備中で御簾の中だった。特徴の長野工場式集煙装置だけ外されて転がっていた。 上諏訪にて