新幹線が走りだす前、東京と大阪を結ぶ最速列車は、こだま号だった。片道６時間だけれど、しようと思えば日帰りが可能になった事は、一泊か夜行列車の往復が必須だった 事と較べて画期的だった。だから、単に特急ではなくてビジネス特急と呼ばれて大好評だっ…

当時はぼろと言えば家庭用石炭や練炭の代名詞として、誰でも知っていた。因みに練炭と言うのは、石炭の粉を練った太い棒に幾つも通気用の穴を開けた燃料で七輪や専用の火鉢のような物に入れ暖房器代わりにもなった。長時間燃える代わりに一酸化炭素中毒 事故…

学生時代に勃発した国鉄近代化事業で、全国で主力として活躍していた蒸気機関車を昭和４３年１０月までに全廃して、全国を無煙化する計画。 明治時代の鉄道開業以来、鉄道輸送の要として活躍した蒸気機関車が無くなると言う情報に、大きな衝撃を受けた。 私…

この頃には、各地方都市で有名観光地を巡る観光バスがほぼ毎日運行されていた。 時刻表の巻末に定期観光バスだけを集めた独立した欄ができる程盛んだった。短い時間の物から、ほぼ終日７時間コースなどと言う物まで様々、観光地の特性に合ったコース作りで人…