定期観光バス 1964年
この頃には、各地方都市で有名観光地を巡る観光バスがほぼ毎日運行されていた。
時刻表の巻末に定期観光バスだけを集めた独立した欄ができる程盛んだった。短い時間の物から、ほぼ終日7時間コースなどと言う物まで様々、観光地の特性に合ったコース作りで人気を集めていた。
今のように誰でも手軽に現地の情報が手に入らず、移動手段も道も不案内な時代にピッタリの観光手段だったからだろう。
現代にどれほど生き残っているかは不明だけれど、少なくとも東京のはとバス観光が生存してる事だけは確かだ。
外国人観光客が増加して、廃れてしまった各地の観光地巡りのバスが復活すると、渋滞や交通安全などの回避に役立つのかな、なんて思うがどうかな。
ここは四国高松近郊の屋島。
バスの事は不案内だけれど、先頭の屋根に小さなランプが3つ並んでいるのは、大型車が走る速度を表示する保安装置。今でも義務付けられてる装備だけど、こんな昔から既にあったのかと、改めて驚いた。